■腰のあるフレックストーションを実現「MULTI WAVE CORE」 ■最新技術「3D-POWERDRIVE 構造」
■内部エネルギーの蓄積させた「カーボンロッド」 ■ガラス繊維がマルチユースに対応「RRIM製法」
■ナノテクを使用した「カーボンナノチューブ」
カーボンナノチューブ(CNT)

最近ナノテクノロジーが注目を浴びており、ゴルフクラブや化粧品、塗料といった身の回りにも使用されだしております。
ナノとは1mmの100万分の1の大きさのことです。分子や原子を制御することにより、新機能や優れた特性をもつ物質が作りだされております。
現在スキーの材料としてはすでに滑走面材が開発されており、弊社製品にも採用しておりますが,従来品より滑走性能が向上しております。

今般80周年記念モデルのウインゲルの開発にあたり、従来にない素材の採用により、新しい特性を打ち出せいないかとの課題の中で、ターンの最中に外力を感じながらその外力エネルギーをスキー板の中に閉じ込めて、ターンの抜け出しはその外力エネルギーをターン弧に合わせて効率よく放出できたら今までスキーヤーのテクニックに頼っていたものをスキー板そのものが担ってくれるのではないかと考え、素材メーカーと共同開発し採用したのがカップスタック型「カーボンナノチューブ」を分散したFRPです。
「カーボンナノチューブ」は下の画像に示すように数十個のカップを重ねたような構造です。



スキー用のFRPにはガラスロービング(繊維束)が多く用いられており長さ方向と幅方向で目的に応じて、ロービングの本数及び種類が決められております。
更に1本のロービングは10μ前後の細いフィラメントが数百本収束して出来たものです。
このフィラメントに樹脂を含浸させて、硬化したものがFRPになります。
従来の製品ですとフィラメントを樹脂で拘束しているだけですので、引っ張られた場合には強いのですが、圧縮された場合に弱いという欠点があります。
「カーボンナノチューブ」をこの樹脂のなかに分散させることにより、FRPに使用されているフィラメントが3次元的にリンケージされます。
細いフィラメントが上下左右の隣接する他のフィラメントといわば「カーボンナノチューブ」の鎖で網目状に連結された状態になります。

ターンの最中にスキー板は曲げられておりますが、この時に「カーボンナノチューブ」のカップが屈曲した状態となり、ターンの終わりとともに、屈曲状態から直鎖状態に戻り、エネルギーの蓄積と放出が繰り返されます。
試乗結果でも予想どうりの結果が報告され、今後さらにこのニューテクノロジーを進化させていきたいと思っております。

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